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まさかの展開だった(笑)

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土曜日の午前中、郵便屋が来てニコンから審査の結果が届いた。結果は落選。でも、あやふやなまま進んでしまうのは、心もとない。あとで失敗するより、いま落とされてちょっと安心した。足元を固めてまた挑戦しよう。

午後は写真展巡りに出かける。今日明日までのものもあるので、急がねば。1件目は中野の冬青社で行われている加納満さんの展示へ。

最終日、またもや駆け込みとなった。会場にお邪魔すると、冬青の高橋社長と加納さんがいらっしゃった。見ているのは自分と、もう1人のお客さんだけ。そこへ加納さんと共通の知り合いのSさんが偶然入ってきた。仲に入って談笑させてもらうが、加納さんには遠慮なくいろんなことを突っ込まれた(笑

「この写真良いですね気に入りました」
「買ってよ」
「いや学生なんで働いてお金に余裕ができたら・・・」
「君さぁ〜〜、そんな甘いこと言ってたら、写真と長く付き合っていけないよ?写真売るなら、自分が買わなきゃ」
「・・・・・」

いきなりこんな会話が始まった。ばつが悪い気分になる。

確かにそうなのだ。自分が人の写真を買って、自分が売ることの意味を理解する。
絵としての良さはもちろん、値段とか、写真のエピソード、一枚に込められたいろんな付加価値を探り出す。自分の心境によって選ぶイメージも違うだろう。その上で自分が人に見てもらえる(あるいは買ってもらえる)作品をつくるものだと思っている。

以前お稽古ごとに通っていて、月謝を払うのに苦労していたが、お金をが無いのを理由にしては、何も成さないのを知っていた。これが写真にも同じことが言えるような気がした。

要するに自分に投資することは、惜しんではいけないのかもしれない。ところが、去年は何か理由を付けては一枚も買ってなかった。

で、言われっぱなしでは悔しいので、買うことに。しかし、どれを選んでいいやら自分にはその基準が・・・

「それは買って勉強しなくちゃ分からないでしょ」と、また突っ込まれる。

悩んだ末に選んだのは、ユージン・スミスの「楽園への歩み」に似たイメージのもの。エディションが後ろの方だが、後悔したくないのでコレに決めた。

あんなにズバリ本音を言ってくれる人もなかなか居ないが、言われたことは本当のことだ。
自分も同じ考えだが、なかなか実行できてなかった。肩を押してもらったような気分。

なんだか今は充実感でいっぱいだ。
| 写真展巡り | Comments(4)

コメント 4

カエル

よかったね!背中を押してくれる人がいて。
by カエル (2013-01-28 15:54) 

chillout

そうですね。優しい方なんだなと思います。
by chillout (2013-01-28 23:44) 

加納満

お買い上げありがとうございます。
是非、プリントしに来てください、是非。
by 加納満 (2013-02-16 18:48) 

chillout

加納さんご本人からコメントを頂けるとは恐縮です。
この度は本当にありがとうございました。これから部屋に飾るのが楽しみです。
プリントも、是非ご指導いただければと思います。機会がありましたら、またお会いしましょう。
by chillout (2013-02-17 03:07) 

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