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久々に暗室稼働

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朝晩がだいぶ冷え込んできた今日この頃。家にいれば暑くもないし寒くもない、寝るにはちょうど良い気温だから、出不精がさらに出不精になると思う。

久々にプリントした。最近は全然写真と向き合ってないなー、もっと本気で取り組みたいと思いつつ、黙々とプリント。今回は旅行のスナップがほとんどで、目指している方向のものは特になし。

そうそう・・・「目指している」と言えば、最近自分の写真がどこを目指しているのか分かったような気がする。むかし2Bの講座の中で、表現にはバックボーンがあると習ったことがある。バックボーンというのは、表現を成立させる作者自身の経験や考え、生い立ち、受けた影響や時代背景などのことを指しているものと自分では理解している。それらが関係し合い、撮る対象物や、セレクトに繋がるものではないかと思う。

僕は抽象的な写真ばかり撮っていて、一枚撮っても何がなんだか分からないし、複数枚並べてみても分からない。具象的な写真を撮ることもできない。今まで何でだろうと思っていたのだが、
それがつい最近になって、自分自身のバックボーンと結び付いたような「気がした」のだ。

じゃあ具体的には何なんだよと言われるかもしれないが、気がしただけで自信を持って言えることではないので、いつかのの機会に。そういうのに特化したワークショップとかってあるのだろうか。
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| 写真の話 | Comments(3)

他人の不幸は密の味

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1ヶ月ほど前の話になるが、高速道路で運転中に後ろの車に追突された。
渋滞中で時速10キロ前後で走っていたところ、後ろから20キロくらいのスピードで突っ込んできた。バックミラーで迫ってくる車を見て「あ、ぶつかる」と気が付いたときには既に時遅し。大きな音を立ててぶつかってきたけど、どんな音だったかよく覚えていない。

相手は普通の乗用車。よそ見か居眠りをしていたようだが、お互い怪我がなかったのは不幸中の幸いだった。車は写真の通り。いくら物とは言っても愛着は湧くもので、心が痛む。修理できればいいのだが。

110番と保険会社に電話し、警察とロードサービスが到着するまでの間、外に出て路肩で待つことになった。横をたくさんの車がノロノロと通り過ぎていくのだが、人間の野次馬根性には驚かされる。皆にジロジロと見られ、我々は格好の見世物である。観光バスに乗ったツアー客のおばちゃんたちが他人事みたいに「うわぁー」とか「せっかくの休日なのに」と言ったかどうかは知らないが、身を乗り出してこちらの様子を興味津々に眺めていたりするのだ。きっと他人の不幸は蜜の味なのだろう。人の本性が垣間見得たようで、ちょっと面白かった。

以前に、藤原新也が車に撥ねられて、覗き込んでくる野次馬の顔を撮りたいと思ったと、何かで読んだことがあるが、今回はそれに近いものがある。自分もバスの窓から覗き込んでくる人の写真に撮りたいと思ったのは言うまでもない。ローライしかない。キヤノンのデジタルを持っていなかったことが悔やまれる。事故のことより「アレを撮らないで、何のために写真やってるんだ」と、こんなところで撮影意欲の湧く自分に呆れるやら何やら。

今のところ、むち打ちの症状も無く、相手への処罰感情も特になく(保険会社ってケチだなと思ったけど)、お詫びの菓子折りで送られてきた大好物のシガールをほおばる今日この頃です。
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