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やっぱりフィルムだよねぇ

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久々にカラーネガプリントをした。エクタカラー定着液が、結晶が浮いて完全に劣化していたので、新たに買い直した。おろしたての薬品は良い色出してくれる。

しばらくの間、デジタルカメラで撮っていた。暗室作業の準備と後片付けが面倒なこと、ロクロク(6×6、正方形写真)にちょっと飽きていること、そしてデジカメで撮って早く結果が見たいからだ。
でも、ねぇ・・・自動現像機から吐き出される写真を見て、やっぱりフィルムは良い色だよなぁと改めて思ったのだった。

ローライフレックス3.5Fがオーバーホールから戻ってきた。
修理に出す前は「これ直るのだろうか?」と思ったほど不具合だらけだった。レンズボードが平行でない、露出計の窓が割れていた、アイレベルファインダー(ピントフードの小窓から覗くやつ)が見えない、他にもいろいろ。

瀕死の状態だったが、すべて直った。使い心地が良くなって、何だか別のカメラを使っているよう。ロクロクに飽きたとか言っておきながら、ちょっとこれは気分が踊る。昨年ネパール行く前に買った220フィルムが使い切れず、今も25本くらい残っているので、またローライで撮ろうと思った。
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久々のモノクロ

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久々にモノクロプリントをした。ハガキサイズの印画紙にプリントして年賀状にした。

モノクロプリントではバットと呼ばれるトレイに現像液を入れ、その中で印画紙をチャプチャプ現像液に浸す。普段カラーネガのプリントでは、CP31という自動現像機を使っているので、久々にチャプチャプすると新鮮な気分になる。

モノクロなのでセーフライト(赤いランプ)を点けるのも久々になる。これもカラーでは使わない。部屋が真っ赤に照らされると、これぞ暗室って感じ。

写真は数年前に撮った雪の中の景色。フィルムも自家現像だったと思うが、傷がついてしまい今まで日の目を見ることの無かったコマ。ハガキサイズなら傷も見えないから良いだろう。

でもベタ焼きを見ると明らかに露出オーバーで、それをプリントで調整しても、どうも美しくない。カメラの使い方は知っていても、写真の撮り方なんて知らなかったからしょうがないか。この頃はアクティブにいろんなところに出かけていた。このとき写真の撮り方が分かっていたらなぁ。少なくとも、一枚撮って飾ることが写真を撮ることだと思っていた。それも間違いではないと思うけど。あの頃は何も知らなかったから幸せだったな。笑
今年はまた2B34期でグループ展をやろうという話があるので、今度はモノクロに挑戦してみたい。
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年末も写真ざんまい

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とあるギャラリーの個展の審査に応募すべく、写真を提出してきた。

写真のセレクトは、最初に2Bで渡部さんに指導してもらった以外に、自分の中でも少しルールを作った。広い場所で写真をたくさん並べたいので、授業も無いのにわざわざ大学まで出向いて、空き教室で机を繋げてセレクト作業をした。(教室っていい場所なんだよね、笑) 六つ切りにプリントした250枚から33枚選び、それをさらに11×14インチ(大四つ切り)に引き伸ばし。個人的にもう少しボリュームが欲しい気もするが、応募に際しての必要枚数は満たしているから問題ないだろう。

提出用のプリントについては、チリやホコリ、色設定など一切妥協しないことにした。プリントを一枚一枚血眼になって確かめながら、ゴミ焼きがあれば、綿棒でネガのホコリを丁寧に取り除いて、プリントし直し。提出締め切り前日の午後からプリントを始め、終わったのが深夜0時過ぎ。そこからキャプションに必要なタイトルと説明文を書いて、結局寝たのが朝の4時過ぎ。起きてすぐに、出かけてギリギリ間に合った。

プリントしながら、数年前の就職活動のときの履歴書やエントリーシートを書いているときのことを思い出した。書き間違えたら修正液は使わず、一から書き直していたからだ。書くのに時間が掛かるので、夜遅くまでやって、朝は早く起きて書いていた。修正液で書き直しまくって、内定をもらった人も見たことがあるが、でも写真は写ったものがすべてだとしたら、丁寧にやらないといけないだろう。

今回、応募しようと思い立ったのが12月下旬。締め切りまで10日もなく、何が何だか分からず突っ走ってきた。できるところまでやってみたものの、応募するのは初めてで、どうなるかまったくの未知。クオリティには問題無しという太鼓判を押してもらったが、受かるとも落ちるとも、分からない。受かれば儲けものだが、それもそれで後が恐いかな。

なんだかんだ今月は300枚以上プリントした。短期間のうちに、たくさんプリントしていて「俺って写真やってるんだなぁ」っていう気分になった。
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近況報告

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近頃書くこともなかったが、卒論も佳境ということで時間に余裕ができたので、今日はネパールのネガのベタ焼きを作ることにした。年明けあたりから、ゆっくり暗室の日々を楽しみながら・・・と思っていたが、そんな悠長なことを言ってる状況でなくなってしまった

ベタ焼き56枚、できあがったのを見てニンマリ。アレもコレもプリントしたいのだが、どこから手を付けていいか分からず、とりあえず初日に撮影したネガから10枚ほど六つ切りの印画紙にプリントしてみた。

一枚ずつ見てると「ああ、こんな景色あったよね」と思うのだが、複数枚並べてみると、初めてその景色を見ているような不思議な感覚になる。「へぇ〜〜〜」とか言いながら、いつもこの作業が楽しい。

いっぱいプリントしてセレクト作業。セレクトって響きはカッコ良いけど、実際のところ自分も突っ込んでやったことがないので、いい機会になるかもしれない。
タグ:GXR A12 50mm
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昨晩のこと

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ここのところ卒論で忙しくなってきたので、写真撮ったりプリントができないでいる。来月中旬〜下旬が締め切りだが、全力でやっつけて、今月中には終わらせたいところ。

頭が冴えて寝られなくなったので、B&H見ながら、今度仕入れるカラー印画紙の値段計算してたら、こんなもの見つけた。

http://www.bhphotovideo.com/c/product/15729-REG/Delta_62430_4_Foot_Econo_ABS.html

「うおおヤベェな、自宅暗室完成じゃん。お風呂場水洗で腰を痛めることも無い。こりゃ買うしかネェだろ・・・」

とか一瞬心が躍ったが、排水トラップの径が日本とアメリカで規格が違うとかありそう。どうなんでしょう。

本体に繋げるのと1-1/2インチのオスネジがあるみたいなことが書いてある。ググったら1-1/2インチっていうのは日本にもあるみたい。

印画紙のついでだから、排水トラップだけでも買ってみるか。でもそんな買うお金あったら、ネパールのネガフィルム現像出すよなふつう。そんなワケで、今日という今日は熟成されたであろうネガを現像に出してきたのだった。
タグ:GXR A12 50mm
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今回は成果が無い

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最初はコダックの印画紙の残りを使わせてもらっていたが、すぐにフジの印画紙に変わった。写真は去年の梅雨明けくらい。まだこの頃は色が出てない。

先日久しぶりにカラープリント。最近撮影したものを何十枚かプリント。
現像液の原液は、消費期限が過ぎていて少し心配だったが、全然問題無かった。

2日間に分けてやったが、一晩置いた後に現像液が劣化が進んでいて、色の出方が変わっていたので、引き伸ばし機のダイヤルで調整。この色調整に久々に手こずった、2時間もかかってしまった。ダイヤルの数値はかなり動いても、終わってみたらなんて事ないのだが。

プリントを並べてみたが、前回プリントしたのとイメージが繋がらない。一緒くたに混ぜても合わない。もう少しちゃんと継続的にやらなきゃだな。。

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サークル暗室

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新入生たちと暗室に入る。僕もサークルの暗室で作業をするのはほぼ一年ぶりになる。暗室は、ほとんどの人たちがはじめて。新入生の子たちが、印画紙に像が浮かび上がってくるのを見て感動したときは、僕も何だか嬉しいね。

授業が週一なので、自分が見てあげることが多い。もちろん自分はプリントしなかったのだが、この数週間で何人もの人が、何本も現像しているのを見て、僕も何だかやってみたくなった。

もうここではプリントしないだろうなと思っていたが、自宅では半切や全紙がプリントできないが、ここではできる。折角なので、今年はサークル暗室で全紙に引き伸ばすのを頑張ってみようかなと思い始めている。前言撤回だな。

カメラはFM2、フィルムはもちろん自家現像。今はFM2もF3も貸しているので、GR1にしようかな(笑)

そういえば昨日は、暗室作業中にやや大きな地震があった。一人じゃ不安で耐えられなかっただろうな。後輩たちと一緒で良かった。
タグ:GXR A12 50mm
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やってしまった

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今日の日記は割と心を乱しておりますので、心の中で笑いながらお読みくださいませ(笑)
 

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タグ:GXR A12 28mm
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CP31を買ってしまった

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昨年末、誕生日プレゼントとして、もう一台引き伸ばし機を買った。

引き伸ばし機というのは、写真を大きく伸ばす際、原版のネガフィルムから印画紙に、像を拡大投影する装置のこと。印画紙に像を投影して、それを現像液に浸けると像が浮かんでくる仕組み。1台目はモノクロ専用だったが、今度のはカラープリントができるものだ。

今までモノクロプリントのときは「バット」というトレイに現像液を入れ、そこへ印画紙を入れて浸すだけで良かったが、カラーの場合はそう簡単にはいかない。細かい話は省くとして、CP31(という自動現像機です)以外に選択肢は無いと言っても過言ではないらしい。つまり、カラー用の引き伸ばし機だけ買っただけではカラープリントはできない。

そんなワケで芋づる式にCP31も買うことになった。当然中古で。しかし普段中古屋さんでは滅多に見かけないので、ヤフオクで探すことにした。

早速一件出品されているのを見つける。価格もお手頃で、即決価格の設定もあり。しかしまだ若干の迷いがあって、開始価格で入札して様子見していたら、あっさり他の人に即決されてしまった。

半月ほど経って、また別の人の出品しているのを見つける。ジャンク品扱いだが電源は入るらしい。即決価格の設定は無し、今度は負けないぞ、と入札。最後の10分で他の入札者と一騎打ちになったが、粘った末にめでたく落札。前回の見かけたときの約半額だ、これは嬉しい。

そして先日、出品者の方のお宅まで取りに伺う。帰宅して電源を入れると掃除機みたいな盛大な音がした。CP31はワークショップの暗室でも使ったことがあるが、こんな音は聞いた覚えはない。このままでも使えそうだが、精神衛生上よろしくないので修理に出そうと思う。今からプリントするのが待ち遠しい。

気になる値段ですが、僕が何年か前にニコンF3買ったときよりも安い、ということだけは申し上げておきましょうか(笑)ちなみにCP32という現行型のものは新品で48万円もする。

ところで、コダックの破産申請のニュースは衝撃だった。フィルムは作り続けると言っているが、この先どうなるか心配だ。カラープリント用の現像液もコダックが作っている。お願いだから止めないで欲しい、カラープリント自体ができなくなるから(泣)

※23時追記:試しに水を張って動かしたら、掃除機のような音はしなくなりました。
タグ:GXR A12 50mm
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輪郭が出ない

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モノクロは色が無いぶん、目で輪郭をなぞっているので、濃度差を使って物事を分離する、ということは何度も聞いているし、頭でも理解していたつもりだった。

プリントしていて、輪郭が出ない出ないと、ぼやいていた。。(フィルムスキャンだと写っていたのが意外だったが)

写らないものを無理に写すのではなく、写るものを探して撮れば良いじゃないかという至極簡単な結論に至ったのだった。それはそれで、また難しいのだろうな。

モノクロの修行は続く。

Nikon NewFM2 + Ai NIKKOR 35mm/F2S + トライX
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