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ビューイング

2011011001.jpg

Workshop2B 第11回目

残り僅かとなったワークショップ、今日はビューイングという写真の見方について。

師匠をはじめ写真家の写真がずらーっと並べられ、まずはじめは実際に作品を拝見するときの注意点について説明受ける。あの写真家のあの写真!と、オリジナルプリントを目の前にものすごく緊張してしまう。

写真史の中で、ブレッソンとウィリアム・クラインなどから始まり、我々が良く知っている森山大道などを経て、現代のホンマタカシ、野口里佳、長島友里枝、蜷川実花に至る系譜、またライカやフィルム印画紙銀塩感材等々との関わりについて学ぶ。そのうえで、実際に写真展で見る写真というのは、より深く見ることができそうな気がした。

師匠の写真のほかには、有元伸也氏のものや、北井一夫氏のプリントに惹かれる。有元氏は、自分も同じローライを使っている。あの森山大道の雪のニューヨークも拝見。アレブレボケ、ザラザラに、そしてハーフトーンがすごく美しかった。

以前にも書いたが、表現が生まれるにはバックボーンがある。何かを見て考えて撮られたものである。プリントや写真集を買うというのは、作家を買うことであり、自分の感性でモノを見てはいけないのかもしれない。
| Workshop 2B | Comments(7)

コメント 7

島猫

一番左の子供たちの写真は、師匠のですね。エイ出版社の本で拝見しました。台紙っていうんですか、見栄えがしますね。
by 島猫 (2011-01-10 08:54) 

shio

こんにちは^^
うん♪深い・・・私は一枚の写真を長い時間見るので
こんなにたくさん見きれない^^;
しかもずっとブツブツ言ってしまう(汗・・・
そうですね!自分の感性は自分だけのもの♪
私にはすご~く遠い世界だわ^^;
by shio (2011-01-10 10:40) 

chillout

>島猫さん
ブックマットという、保存用の台紙と聞きました。
意外だったというか、子どもたちの写真は原版はカラーのポジ
とかって仰ってたような気がします。

>shioさん
ブツブツ・・・ですか(笑)感想が聞けるのは、写真家として
嬉しかもしれませんよ^^
ま、上のはあくまで「買う」っていう話の場合です、ハイ^^;

自分の鑑賞時間が長いか短いかは分かりませんが、気になった
ことは聞いてみたりもしますね。
by chillout (2011-01-10 23:06) 

cjlewis

今ね、msnのポータルに面白いコラムがあって読んでたんだけど、、、
人間は、これまでの人生で脳が刺激を受けたあらゆる要因を
前頭連合野で処理し、蓄積してるんだって。
コラムの内容は、恋愛に関するものだったんで、
「このデータが異性との出会いにおいて、好意を持つかどうかを判断するのだ。そして、脳が理想の相手だと判断した場合、脳内の恋愛感情を司る前頭葉がスパークし、一気に好きという感情が高まる」
って、書いてあったんだけど、写真も同じようなカンジかなと思いました。
by cjlewis (2011-01-11 14:04) 

chillout

>cjlewisさん
知り得た知識って、何かしらの記憶とかと照らし合わせてるって
ことですかね。言われてみれば、何となく実感あるような気が
します。感動とかっていうのも、前頭葉のスパークなんでしょう
か。

「自分の感性でモノを・・」とは言いましたが、例えば撮影者の
話を聞いたとしても、何かしら脳に蓄積した情報と照らし合わせ
てるんじゃないかなとも、ちょっと思いました。
by chillout (2011-01-12 23:55) 

カエル

こうやって説明を受けてみると今までの自分の感性以外の何かが生まれてきそうな気がしますね。人の感性に流されすぎず、自分の感性に凝りかたまらず、、、が大事なのかな。。。今の私にとって、、?笑
by カエル (2011-01-18 14:11) 

chillout

>カエルさん
バランスって難しいですよね。
流されているのか、何なのか、全然写真が撮れませんね。
今の自分のことですが。^^;
by chillout (2011-01-19 00:15) 

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