期限切れフィルム
Rolleiflex2.8F(Planar 80mm)+ Ektachorome64
ブログのタイトルがローライなのに、ローライで撮った写真が無いのも変な話なので、たまには載せることにする。
EPR(エクタクローム64)で撮った写真が、現像から上がってきた。
ポジフィルムを使うのは、ほぼ一年ぶり。フィルムの消費期限はとっくに過ぎているが、現像してみて目に見えて分かる影響は、まだ無いようだ。
ネガにもポジにもフィルムには消費期限というのがあって、感光材を保護しているゼラチン層が乾いてしまう時期を指す。ゼラチンが乾くと感光材の銀が空気に触れて、徐々に酸化が進み(感光しているのと同じことになる)、モノクロネガはコントラストが低くなり、カラーネガは色被りをおこす。
以前にリサイクルショップで、期限が切れて7〜8年経ったポジフィルムを買ったことがある。コダックのE100Sと書いてある。試しに撮影して現像してみると、濁ったような感じで(?)、色のバランスも何か変。
別に作品を撮るっていうつもりでは無かったが、運が悪いことにそのフィルムで「これぞ!」という写真を撮ってしまった。今でも気に入っているし、自分の中でこれを超えるような写真は無いんじゃないかと思う、主観だけどね。それともビギナーズラックだったのか。何はともあれ、期限切れフィルムを入れていたのが今でも悔やまれる。ついでに言うと、ピントも少しズレている。
僕の個人的な話はどうでも良いとして、しかし風景はいつ突然目の前に現れるか分からない。だから少なくとも、フィルムはちゃんと写せるものを用意しておこうと思ったのだった。そして2B鍛えられた感度分の16があれば、どのカメラを持って、どこへ行っても大丈夫だ。
Rolleiflex 2.8F(Planar 80mm) + E100S
EPRも今のうちに積極的に使っておこう。
2011-12-11 08:59
| 写真の話
| Comments(2)
こんばんはです!
質問
2B鍛えられた感度分の16があればとは?
by 秋葉周二 (2011-12-11 18:57)
説明不足ですみません!
渡部さとる師匠が提唱した、露出決定方法です。
それを身につければ、露出計の無い古いカメラでも自由に露出が操れるようになる、ってことです。
次回ちょこっと書きますね!^^
by chillout (2011-12-11 23:57)